オンライン英会話は講師の質で選ぶべし

社会のグローバル化に伴い、いまや英語力を身につけることは必須となりつつあります。そこで、最近ではオンライン英会話で、英語力をスキルアップする人が増えています。オンライン英会話は、通常の英会話学校に比べると料金が安く、しかも学校に通わずに空いた時間に受講できるので、忙しい人でも気軽に始められます。しかし、オンライン英会話は、講師の質によって成果に差が出るという難点があります。ここでは、オンライン英会話の失敗事例を見ながら、講師の質を見極めるポイントについても解説しましょう。

オンライン英会話とは

オンライン英会話は、インターネット回線を介してパソコンやタブレット、スマホなどを使って、英会話の授業を受けるシステムです。世界中どこにいても授業が受けられ、世界中のあらゆる場所にいる講師の授業が受けられるという、画期的な英会話レッスンシステムです。生徒と講師はテレビ電話などを使って、マンツーマンで授業を受けることができます。

わざわざスクールに通う必要がないので、時間がない人やスクールの授業時間に間に合わない人や、近くにスクールのない人でも受けることができるのが大きなメリットです。オンライン英会話は、インターネット回線の普及、スマホの利用者拡大によって、急激に受講者が増えています。仕事によっては英語力が必要であったり、英語力がないと昇進できないという職種もあります。

そのため、英語を学習したいと思いながら、いろんな事情で実現できない人も数多くいました。しかし、オンライン英会話の誕生により、誰でも英会話の受講が可能になったのです。最近では、主婦層の受講者も増えています。これまでは、主婦が英会話を受講しようとしても、家事があるので困難でした。

しかし、オンライン英会話なら、家事の合間に受講することも可能です。このように、オンライン英会話の普及により、これまで英語を勉強できなかった人も、気軽に受講できるようになったのです。文科省では小学校から英語教育を導入することを決めており、いまや「英語が話せて当たり前」の時代になりつつあるため、オンライン英会話の需要はますます増えることが予想されています。

オンライン英会話のシステム

オンライン英会話は、スカイプやテレビ電話のシステムを使って、生徒と講師をつないでマンツーマンで授業を受けるシステムです。教室が必要ないため、授業料が安いのが特徴で、中には1レッスン100円という激安のオンライン英会話も登場しています。通常の英会話教室では、グループレッスンでも1レッスン1000円～3000円、マンツーマンレッスンだと1回あたり2000円～6000円もかかってしまいます。

しかも、英会話教室では入学金も1万円～3万円程度かかりますが、多くの場合オンライン英会話では入学金は無料です。また、オンライン英会話は、スマホさえあればいつでもどこでも受講可能なのも、大きな特徴として挙げられます。講師が世界中にいるため、たとえ日本時間の深夜であっても、その時間に働いている国もあるので、基本的に24時間いつでも受講可能なのも特筆すべき点でしょう。

ただし、オンライン英会話によっては、受講不可の時間帯もあるので事前にチェックが必要です。これまで、英会話を受講したくてもできなかった人は、英会話教室の授業時間に間に合わない、忙しいビジネスマンが多かったのですが、オンライン英会話なら十分に受講が可能です。また、従来の英会話教室では、講師の数は多くても20人程度ですが、大規模なオンライン英会話スクールでは、世界中に数千人の講師がいる場合もあります。しかもすべてネイティブですから、質の高い英会話を学ぶことができます。

オンライン英会話の失敗事例

オンライン英会話にはメリットが多いのですが、実際に講師が目の前にいるわけではないので、モチベーションを維持するのが困難な人もいます。また、フリーカンバセーションが好きなだけできるのも、オンライン英会話の利点なのですが、フリーカンバセーションだけでは、スキルアップが難しいという問題もあります。さらに、インターネット回線を使って受講しているので、回線トラブルが発生して受講できない場合もあるようです。

このほか、受講する人数が多すぎて、自由にカンバセーションできるのはいいものの、発言できる機会が少ないという問題や、日本人スタッフのサポートが十分でないといった事例も挙がっています。こういった問題を解決するには、受講したいオンライン英会話について、事前にしっかりとリサーチしておくことが大切です。最終的には、複数のオンライン英会話を比較して、自分に合ったものを選ぶといいでしょう。

最も重要なのは講師の質

オンライン英会話の失敗事例で一番多いのは、講師の質に関する問題です。オンライン英会話によっては、経験の浅い講師が多い場合もあります。オンライン英会話は世界中に講師がいるので、自分に合わないと思えば変えることもできるのですが、変えた講師も良くないと嫌になってしまうでしょう。

しかし、講師の質が悪いと英会話の上達にも影響するので、見過ごすことのできない問題です。講師には、ネイティブで講師の経験が3年以上あり、生徒のスキルに合った英会話や指導ができることが求められます。この中で一番重要なのは、「ネイティブで講師の経験が3年以上」という点でしょう。ネイティブの講師でなければ、正しい英会話を習得できません。

また、講師の経験が3年以上ないと、しっかり教えられるのか気になります。また、ネイティブといっても、アメリカとイギリスでは同じ英語でも多少違いがあり、オーストラリアはネイティブといっても発音がかなり独特です。そのため、英会話を学ぶなら、多くの人がアメリカ英語を希望するはずなので、アメリカのネイティブ講師が多いかどうかがポイントとなります。

オンライン英会話で講師の質を判断するポイント

上記でも触れましたが、オンライン英会話で講師の質を見極めるには、ネイティブで講師の経験が3年以上あることが必須条件です。ネイティブでなければ正しい英会話は習得できないし、講師の経験が浅ければ上手に教えてもらえないでしょう。そのため、講師の経歴や講師としての経験年数を、閲覧できるホームページを作成しているかどうかが、より良いオンライン英会話を選ぶためのポイントとなります。

ただし、すべてのオンライン英会話が、講師の経歴や経験年数を載せているとは限りません。しかし、講師の情報を知ることは、オンライン英会話を選択する側にとっては非常に重要なので、講師の経歴を掲載していないオンライン英会話は、避けたほうが賢明かもしれません。講師の経歴を掲載していないとすれば、それは講師の経歴を載せると、都合が悪いと思われても仕方がないでしょう。

オンライン英会話は料金も安く、いつでもどこでも受講できるのが大きなメリットですが、どのオンライン英会話を選ぶかによって、結果が大きく違うことがあります。選んだオンライン英会話の質が悪かったら、途中で心が折れてしまって、英会話の習得そのものをあきらめてしまうこともあるかもしれません。

まとめ

オンライン英会話は、講師の質で決まるといっても過言ではありません。講師はネイティブで、しかも講師としての経験が3年以上ないと不安になってしまいます。どんな講師に当たるかによって、授業を受ける人のモチベーションが決まります。

そのため、質の良い講師を揃えているオンライン英会話を、選ぶ必要があります。通常、講師の経歴はホームページに掲載されていますが、もし講師の経歴を載せていないオンライン英会話があったら、何か掲載したくない理由があるのかもしれないと、疑ったほうがいいかもしれません。