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オンライン英会話で単語力・文法力を高める方法

事実上、英語は世界共通語として認識されているため、世界で活躍するには英語力が必須となっています。日本では中学から大学まで10年間も英語を学ぶのに、リスニングをはじめとする英語力は低いと言われています。そのため、単語力と文法力の強化を中心とした、日本の英語教育の在り方を疑問視する声もありますが、英会話に単語力と文法力は必要なのでしょうか。ここでは、日本の英語教育で、文法が重視される理由についても触れてみましょう。

英会話に単語・文法は必要?

英会話には、もちろん単語と文法が必要です。まず、単語がわからないと目の前にあるもの以外、何もしゃべることができません。目の前にあるものなら、それを指さして、それについて会話することができますが、単語力がないと目の前にあるもの以外の会話はできなくなります。

これは英語に限らず、日本語でも他の国の言語でも同じです。やっとしゃべり始めた赤ちゃんは、単語力がないため「これ」とか「あれ」とか指さして、「これ欲しい」「あれ欲しい」などと言うことしかできません。つまり、まだ単語力のない赤ちゃんは、目の前にあるもの以外の会話はできないのです。

英会話を学ぶ際も同じことが言えます。単語力がないと、「あれ」とか「これ」とか、指をさせる範囲の会話しかできないので、いつまでも赤ちゃんレベルの英会話しかできないことになります。日本人が英会話を身につけるには、まず赤ちゃんレベルから始めることになりますが、いつまでも赤ちゃんレベルで留まらないためには、単語力が必要なのです。

これと同様に、文法は複雑な会話をするときに必要になります。まだ文法を知らない赤ちゃんは、「ミルク欲しい」とか「オモチャ欲しい」など、簡単な会話しかできません。このことからわかるように、文法を勉強しないと、その人の英会話のレベルはいつまでたっても、赤ちゃんと変わらないことになってしまうのです。文法を覚えると、英会話の基本的な形を覚えることができるので、複雑な会話が可能になり、ビジネスでも通用する英会話を身につけることができます。

文法を意識しすぎるとリスニング力が伸びない

上記で、文法を習得することは、複雑な会話をするために必要だと述べましたが、かといって文法ばかりを意識しすぎると、リスニング力が伸びなくなってしまいます。それは、頭で文法を考えながらしゃべると固い英会話になり、聞いている人には片言の英会話にしか聞こえないからです。英語圏で生まれた赤ちゃんは、しだいに英文法を覚えていきますが、それは教えられて身についた英文法ではなく、自然に覚えた英文法です。

自然に覚えるためには、周囲の会話がすべて英語という環境でなければできません。日本では中学や小学校から英語を始めても、それまではずっと日本語しか話さない環境で育っており、学校でも英語の授業以外はすべて日本語ですから、なかなか英語力が身につかないのです。普段英語を話す環境にいない日本人は、自然に英文法を身につけることができないので、頭で文法を考えながら英会話やリスニングしなければなりません。

しかし、あまり文法ばかりを意識しすぎると、スムーズにリスニング力をつけることはできないでしょう。頭で英文法を考えながら英会話やリスニングをするのは、「日本語の脳」で英会話をしようとしていることになります。「日本語の脳」ではなく、「英語の脳」でリスニングできるようにならないと、本当の英会話は身につきません。

「英語が上達すると夢も英語で見るようになる」と言われます。といっても、英語の上達と英語の夢を見ることの因果関係はハッキリしませんが、英語の夢を見るということは、少なくとも脳が「英語の脳」になっている証拠と言えるでしょう。英語を学ぶには文法も大切ですが、文法ばかりを意識しすぎると、英会話力もリスニング力も、十分に伸ばすことはできないようです。

日本の英語教育で文法が重視される理由

外国語の学習法に「文法訳読法」という方法があります。文法訳読法とは、文法と訳読を重視する外国語の学習法で、日本の英語教育はこの方法を取り入れています。文法訳読法は、文法を覚えることを中心として、英語で書かれた文章の読解力をつけるための学習法です。

文法訳読法は英語を読んだり書いたりする力がつく反面、英会話の力はあまり伸びません。文法訳読法は、英会話よりも英語で文章を書き、読むことを重視した学習法ですが、日本がこの方法を採用した理由の1つとして、英語教師の英会話力がバラバラであったことが挙げられます。日本で本格的に英語教育が始まったのは、戦後になってからですが、当時の英語教師は英会話がほとんどできませんでした。

それもそのはずで、戦争中は「英語は敵国語である」として、一切の英語が禁止されたのですから、英会話ができないのも当然なのです。英語を教える教師は、英単語と英文法は何とか教えられるレベルになったものの、英会話まで身につける余裕はありませんでした。日本が文法訳読法を採用した裏には、こういった事情もあったのです。

また、日本が英語教育を導入したのは、グローバル化に備えて国際人を育てるのが目的でした。そのためには、まずビジネス英語の習得が重要だったのです。企業との取引はすべて文書によって行われるので、英語で書かれた文書が読めなければ、海外企業との取引はできません。

こういった事情から、日本では文法訳読法が取り入れられ、今でも英語教育の主流となっています。文法訳読法は間違ってはいないのですが、文法を中心とした英語教育は、どうしても英会話やリスニング力の習得が、遅れがちになってしまいます。

オンライン英会話で単語力・文法力を高める方法

オンライン英会話で単語力と文法力を高めるには、耳で聞いた単語を一瞬で、何という単語か聞き分ける力を身につけることが大切です。日本人は英単語を綴りで覚え、発音を覚えて意味を理解し会話で使います。しかし、英単語の発音を覚えても、ネイティブの発音とは違うため、英会話で出てくる英単語が、すぐに自分の知っている単語と結びつかないことがあります。

このタイムラグをできるだけ少なくすることが、英会話の上達のためには重要です。文法については、文章とは違って、英会話ではそれほど難しい文法は出てきません。一説には、中学で習う英文法をマスターすれば、日常会話の英文法としては十分だとも言われています。そのため、オンライン英会話で文法力を高めるためには、高度な文法を習得する必要はなく、中学レベルの文法を徹底的に身につけることで、英会話をマスターすることができます。

単語・文法学習に適したオンライン英会話とは

上記で述べたように、日常の英会話では、それほど高度な英文法は必要ありません。アメリカの子供は、日本人には絶対に真似できないほど流暢に英語を話しますが、まだ子供ですから高度な英文法は知らないはずです。しかし、高度な英文法を知らなくても英会話ができることは、アメリカの子供の会話を聞けばわかります。

英単語にしても、アメリカの子供の語彙力はそれほどないはずなのに、英語を流暢に話すのに何の支障もありません。アメリカの子供が英会話ができるのは、朝から晩まで英語漬けの生活だからです。このように考えると、オンライン英会話で単語力と文法力を身につけるには、少しでも長く英語に触れることが大切であると言えるでしょう。

まとめ

英語は世界共通語として認識されているので、日本でも英語教育に力を入れています。日本の英語教育は、文法訳読法という方法を中心に行われているので、読み書きは上達しても、英会話ができないという弊害が生じています。しかし、英会話を上達させるためには、単語力も文法力も重要なのは当然のことです。日常英会話を上達させるには、高度な文法を身につけるよりも、中学で習った基礎的な英文法を、徹底的にマスターすることが大切です。