語学留学費用の安いおすすめの国5選
現在、日本では海外に語学留学したい人や、自分の子どもを海外に留学させたいという人が増えています。もちろん、語学留学する理由は、生きた英会話を身につけるためです。しかし、語学留学先を選ぶ際は、どの国が自分に合うかを考えるとともに、「留学費用の安い国はどこか」という視点で探す人が多いのではないでしょうか。そういう人のために、語学留学費用の安い、おすすめの国をご紹介します。
語学留学費用の安いおすすめの国5選
フィジー
留学費用(/1ヵ月) | 約70,000円~ |
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海外に留学するなら、南の暖かい気候の国がいいという人は、案外多いのではないでしょうか。だから、オーストラリアやフィリピンなどは、留学先として人気があります。同じような理由で、フィジーを留学先に選ぶ人も多いようです。しかも、フィジーは留学費用も安いので、なおさら人気があります。フィジーはオセアニア大陸に位置しており、300以上の島々で成り立っています。面積は日本の四国と同じくらいで、人口は約90万人ですから、人口密度はかなり低いことがわかります。フィジーに住む人は6割近くがフィジー系で、次に多いのがインド系の人々です。日本から飛行機で数時間で行けるので、観光地としても留学先としても人気が高いフィジー。気候は温暖で年中温かく、しかも湿度が低いので過ごしやすい環境です。
フィジーは英語が公用語なので、教育はすべて英語で行われるため、すべての国民が英語を話すことができます。そのため、学校だけでなく近隣の住民との会話も、すべて英語で話すことになります。しかも、フィジーの人々は非常にフレンドリーで、留学生がわかるように、優しい英語で話してくれる親切な人たちが多いのです。また、フィジーは物価が安いので、留学費用を含めても1カ月約11万円くらいで生活できます。留学先ではアパートを借りるか、ホームステイ、あるいはルームシェアのいずれかの居住形態を選ぶ場合がほとんどです。ルームシェアすれば家賃が安くなりますが、学校の寮に入ればさらに安くなります。このように、留学先にフィジーを選べば、留学費用をかなり安くすることができいます。
マルタ
留学費用(/1ヵ月) | 約80,000円~ |
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マルタは地中海の真ん中に位置する、316平方キロメートルほどの小さな島国で、絶景の宝庫と呼ばれるほど美しい国です。人口は約43万人で、英語が公用語なので国民全員が英語を話せます。格安の留学先というとアジア周辺を思い浮かべますが、遠い地中海にも、マルタのように安い費用で留学できる国があります。マルタで必要な生活費は、どんな居住形態を選ぶかにもよりますが、学費を含めて月に約17万円程度あれば十分でしょう。ちなみに、マルタには日本人がほとんどいないので、英語を上達させるのに適しています。日本人がいれば、日本語で話が通じるので、つい日本人ばかり集まる傾向があります。しかし、これでは英語は上達しません。
その点、日本人が少ないマルタは、短期間で英語力を身につけたい人の留学先として打ってつけです。また、マルタにはいろんな国から語学留学生が来ているので、その気になれば国際交流を活発に行うこともできるでしょう。マルタには世界遺産や美しいビーチが多いので、留学先で仲良くなった友人と一緒に遊びに行けば、さらに英語力を磨くことができます。このように、マルタに留学すると、楽しみながら英語を覚えられるのが、大きな魅力と言えるでしょう。
マレーシア
留学費用(/1ヵ月) | 157,800円~ |
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マレーシアには、大手の語学学校が数多くあります。そのため、マレーシアには、各国から語学留学生がやってきます。だから、マレーシアは異文化に触れながら、お互いに切磋琢磨して、英語力を身につけるにはもってこいなのです。マレーシアは日本より少し国土が狭く、約33万平方キロメートルほどの面積があります。人口は約3,200万人なので、人口密度は日本の4分の1ほどしかありません。マレーシアにはマレー系民族のほか、中国系やインド系の人々が住んでいます。マレーシアは英語圏の国ではないのですが、過去にイギリス領だったことから、英語が準公用語となっています。
だから英語留学におすすめなのです。マレーシアでは、留学費を含めて月に約12万円程度で生活できます。マレーシアは物価が安いので、留学生にとって暮らしやすい国なのです。マレー系民族はほぼ全員がイスラム教徒で、中国系の人には仏教徒が多く、インド系の人はヒンズー教を信じています。日本に住んでいると、マレーシアのような多民族国家と触れ合うこともなく、多宗教との接触もありません。英語を覚える目的は、グローバルな視点を養うことでもあるので、マレーシアに留学すれば、日本ではできない数多くの経験ができるでしょう。そしてそれは、英語学習の上でも必ず役に立ちます。
フィリピン
留学費用(/1ヵ月) | 160,000円~ |
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フィリピンは、7,000以上の島々で成り立っています。面積は日本の約8割ほどで、そこに約1億700万人が住んでいるので、人口密度はほぼ日本と同じです。フィリピンにはマレー系の人が多く、次いで中国系やスペイン系、少数民族などが共存する多民族国家です。そのため、フィリピンには80もの言語が存在するといわれており、公用語として英語が使われています。義務教育はすべて英語で行われるため、フィリピン人の英語力はかなりレベルが高いと言われています。フィリピンは日本からも近く、時差もほとんどない上に、国民の多くが高いレベルの英語力を身につけているので、留学先として適しています。留学費用は月に約160,000円ほどかかりますが、フィリピンは物価が安いので、トータルの生活費はそれほど高くありません。
また、フィリピンの語学学校には食事つきのところもあり、ルームシェアすれば居住費もかなり安くなります。また、フィリピンは交通機関が発達しているので、どこに行くにも電車やバスを利用すれば、交通費を抑えることができます。フィリピンの人々はフレンドリーなので、気軽に話しかけることによって、学校とは違った生きた英語に触れることができるでしょう。
ノルウェー
留学費用(/1ヵ月) | 無料 |
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ノルウェーは日本とほぼ同じ面積なのに、人口は約525万人なので、人口密度は日本の約25分の1しかありません。ノルウェー人のほとんどは、ノルウェー語しか話せないので、語学留学先には不向きなように見えます。しかし、ノルウェーには他の留学先にはない、とっておきのメリットがあるのです。なんと、ノルウェーでは学費が無料なのですが、これは留学生にも適用されるのです。留学費用を安く上げるなら、学費無料のノルウェーが最適かもしれません。ただし、留学費用は無料でも、ノルウェーは生活費が高くなってしまいます。それは、ノルウェーで買い物をすると、25%もの消費税がかかるからです。
日本の消費税率は現在10%ですから、ノルウェーの消費税がいかに高いかがわかります。ノルウェーでは福祉制度が進んでおり、医療機関も教育機関も無料なのですが、その資源は国民が払う消費税から捻出されています。さらに、物価もかなり高いので、どうしても生活費が高くついてしまうのです。ノルウェーは教育制度が充実しているので、英語圏ではなくても、語学留学すればハイレベルな英語教育が受けられます。しかも無料で受けられるのですが、生活費が高くつくのが難点です。
まとめ
探してみると、語学留学費用の安い国はいくつもあります。単に留学費用が安いだけでなく、気候温暖な南国や地中海に囲まれた美しい国だったり、多民族国家で多くの異文化に触れられるなど、それぞれメリットと言うべきものがあります。また、中には留学費用が無料という夢のような国もありますが、その代わり生活費が高いという難点があったりします。留学先を選ぶ際は、留学費用が安いことも重要なポイントになるので、この記事を参考にするといいでしょう。